「3億円の宝くじが当たったらどうする?」
おそらく、ほとんどの人が一度は誰かと議論したことがあると思います。たまには、そんな妄想をすることが私もあります。
・貯金
・高級車を買う
・寄付
・旅行
・家族サービス
・住宅ローンの返済
・タワマンに住む
などなど、様々な使い道があると思います。
ちなみに、1,000万円当選した場合の使い道は
一位:貯蓄
二位:旅行
三位:家族サービス
らしいです。
あなたは突然、大金を手にする機会があったら、どうしますか?
「まずは、貯金か投資かな。」
そう思っている人は多いのではないでしょうか?合理的に考えれば、生活水準を変えずに、貯金と投資に回すのが最適解です。
しかし、いざ宝くじに当選してしまうと「無駄なことに使う」人が一定数います。その理由は「お金への考え方やマインドセット」のせいです。
今回は、そんなお金への考え方で消費の仕方が変わるよ。という話です。
宝くじ当選の幸福感は一年持たない
そもそも、宝くじで大金が当たっても幸福にはなれません。
正しくは、数か月間だけ幸福感があり、その後は元に戻るパターンが多いです。(当選前の水準以下になる場合もアリ)
・浪費癖がついて、お金が無くなる
・お金で親族ともめる
・そもそも、お金で幸福は買えない
そのため、高額の宝くじに当たったとしても、人生で考えればあまり意味の無いイベントです。
お金と幸福度の関係については、こちらから。
宝くじは当たっても、当たらなくても買うべきではない
もし、私が100万円をポンともらったら、満額投資します。ある程度ボラティリティ(上下の変動幅)が大きい投資先に。
それには3つの理由があります。
・100万円は使えばすぐになるから
・ノーリスクで手にしたお金なら、ハイリスクでも投資が出来る
・貯金に回すには額が小さい
とはいえ、私は宝くじを買って3億円当たったら、どんな判断をするかわかりません。
3億円が手元にある事は想像できます。しかし、実際に手にした時の自分の思考は、正直想像できません。
そこまでの大金を手にした経験が無いから、当然です。
結果的に、間違った使い方をしてしまい、せっかく宝くじに当選したのに逆に幸福度が下がるかもしれません。
宝くじを買うくらいならパチンコの方がマシ?
ちなみに、宝くじは還元率(期待値)が最も低いギャンブル?なので、買うだけ無駄かな。と思っています。
期待値順だと、この順番です。
・パチンコ
・競艇や競馬
・宝くじ
宝くじを買うのは健全な気がしますが、実は最もそんな選択をしています。還元率は50%以下とも言われています。
つまり、1万円を払い、宝くじを買った瞬間に、その宝くじの価値は5,000円以下になります。
もし、宝くじを買う場合、数学的に考えると「一枚」が正解でしょう。
少数の法則があるからです。※母数が少数だと、期待値との乖離が大きいので、ギャンブルでは最も大きなリターンが期待出来る。
このへんは、こちらの本がおすすめです。(数字に対しての考え方が変わります。)
なぜ、突然の大金を無駄に消費してしまうのか
では、なぜ突然手にした大金を無駄にしてしまうのでしょうか?
それは「自分がお金持ちにふさわしくない」と思ってしまうからです。
「えー。自分はそんな気持ちにならないよ。」
そう思うかもしれませんが、多くの人にこの傾向は認められます。
・突然得た大金
・突然得た高い地位
・思いもよらぬ魅力的な異性との恋愛
など、自分が処理しきれない(と思い込んでいる)モノに対して、人は喜びよりも、プレッシャーを感じます。
結果、その幸せを自ら遠ざけるような選択をしてしまいます。大金を持つプレッシャーよりも、大金を失って、プレッシャーから逃れたくなるのです。
パチンコ屋競馬で買った時に、散財してしまうの人はその傾向があります。
お金への考え方を見直そう
つまり、大切なのは「お金への考え方を見直すこと」です。
ひいては、自己肯定感を高めることが大切です。
なぜなら、お金に対して間違った考え方を持っていると、大金を手にしても、しなくても幸せになれないからです。
まずは、お金を持っている自分を認められるくらい、自分を認めることが大切です。
結局、お金は使い道がとても広い手札(選択肢)です。
幸福感を感じやすいものを購入したり、経験できます。もちろん、無駄な消費もできます。
しかし、お金は手段なので持っているだけでは意味がありません。自らの知恵と行動でつかみ取る必要があります。
幸福感については、こちらのエントリーや本が参考になるかと思います。
今週のお題「100万円あったら」