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【雑記】エッセーって不思議なコンテンツだと思う【活字を読みたい人は意外と多い】

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久しぶりにエッセーを読んだら、エッセーという出版物は、面白いなあ。と思いました。

 

つまり「エッセーって不思議」ということ。世の中には、たくさんの書籍が出版されています。

 

・小説
・実用書
・図鑑
・辞書
・雑誌
・写真集
・エッセー

 

その中で、エッセーはどこか特別なポジションを獲得している、不思議な出版物です。

 

ある意味、どんな内容でも、エッセーだと言われたら、それはエッセーです。それだけ、線引きの難しいジャンルでもあります。

 

今回は、そんなエッセーを読んでいる中で感じた、不思議について語ります

エッセーとはなにか

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そもそも、エッセーとは文学における一形態です。

 

・筆者の体験談
・筆者が学んだこと
・筆者が感じていること

 

などを書いた散文(形式にとらわれずに書かれた文章)です。

 

そう考えると、ブログもエッセーと呼べるのかもしれません。

 

とはいえ、個人的にはエッセーには、良質な文章(文章が上手い人が書いたもの)の認識があるので、自分のブログは雑記かなあと思っています。

 

散文の質が高いモノのことを、エッセーと呼ぶ。と私は認識しています。

なぜ、エッセーは不思議な出版物なのか

では、そんなエッセーをなんで不思議な出版物だと思ったのか。それ説明の前に、エッセーの特徴についておさらいします。

 

【エッセーの特徴】

・物語ではない
・知識の提供を目的にしていない
・感動を呼ぶものではない
・文章のため、読む必要がある
・お金がかかる

 

なんとなく、エッセー下げのように思われるかもしれませんが、全く逆です。※私は、エッセー好きです。

 

こういった、わかりやすい魅力が無いにも関わらず、多くの人に読まれているのが、エッセー

 

これって、不思議だと思いませんか?

人の話を聞くだけなら、無料。読めば有料

正直、面白い話なら、テレビでもラジオでもやっていますよね?

 

そして、それらの多くは無料で聞くことができます。

 

・テレビ:音声+身振り手振り+表情+内容
・ラジオ:音声+内容
・エッセー:内容

 

こう考えると、情報伝達の効率が最も悪いのは、エッセー(本)です。情報を伝える能力と費用のバランスで考えると、決して成立しないビジネスに思えます。

 

・3Gの通信:10,000円/月
・4Gの通信:1,000円/月
・5Gの通信:無料

 

この3択なら、誰しも5G回線でスマホを操作したいですよね?安くて、スペックが高いから。

 

しかし、人の語るストーリー(面白い話)の需要は、それが逆転することがあります。

人がエッセーを読みたくなるのは、活字に触れたいから?

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つまり、私がエッセーを読んで感じたのは

 

「なんだ、みんな活字が好きなんだ」

 

ということ。読書が好きな私からすると、とてもうれしい発見でした。

 

たしかに、エッセー(文章)で読むからこそ、穏やかで自由に楽しむことができます。

 

文章は唯一、受け取り手が自由に受け取ることができる情報伝達手段です。

 

他のメディアでは、情報以外の情報(人の動きや語り口、スピードなど)が、一緒に入ってきます。

 

純粋に、情報だけを、好きな時に好きな分だけ手にすることができるのが、文章の強みなんだ。

 

改めて、そういったことを考えました。

【雑記】エッセーって不思議なコンテンツだと思う「まとめ」

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今回は、エッセーを読んでいた思った感想(不思議だな)について、ご紹介しました。

 

単なる文章と言えばそれまでですが、どこか不思議な魅力を感じるのが、エッセーです。

 

大爆笑するわけでも、ストーリーに涙したり震える訳でもない。

 

でも、なんともいえぬ面白さを感じるのが、エッセーの魅力です。これを昔の人は"いとおかし"と呼んだのかもしれません。

 

最近読んで面白かった(このエントリーを書くきっかけになった)エッセーはこちら。

 

作者の旅行記ですが、旅行自慢でも、異国は凄い。という話でも無く、ただ、海外という日本と違う場所で過ごすした日々が語られています。

 

文章力というか、読ませる力、読みやすく書く力が凄いので、すらすらと読むことができました。

 

そして、旅行に行きたくなる本。旅行雑誌を読んでいる時よりも、旅行がしたくなる変わった本でした。