ブログのタイトルを作るのは難しいですよね。
たった30文字に
・伝えたい内容の概要
・読んでもらうためのきらめき
・自分の思い
こういったものを盛り込んでいく必要があるからです。
私もブログのタイトルを決めるのが一番苦手で、ついつい後回しにしてしまいます。
また、ブログのタイトルが上手くいかず、書くのを中断する時さえあります。
「このタイトルだと、誰にも読まれないかも。」
「本文とタイトルが全然違うから、投稿できない。」
こう思うからです。
しかし、今回ご紹介する14の方法を使い、組み合わせていくことで、これまでより簡単にブログのタイトルが書けます。
しかも、コピーライティングにより人を引き付ける文章になり、PV数向上にも貢献します。
伝えたいことの概要に対し「足し算」で作れるように整理したので、汎用性は高いと思います。
どんなブログを書く時でも使えます。タイトル決めに悩んだ時の参考にしてください。
もちろん、本文にも、各章を作る時にも使えるのがコピーライティングです。
- コピーライティングとは「必要性」
- 『ブログ用』14のコピーライティング書き方方程式。
- 1.良い事×悪い事「愛される盗人」
- 2.リスクを追加する「知らないと損します」
- 3.権威性を追加する「NASAが開発した」
- 4.逸話を追加する「赤兎馬より早い」
- 5.SFを追加する「魔法の方法」
- 6.言葉を強くする「世界を変える裏技」
- 7.大げさにする「サウナでも涼しさを感じます」
- 8.将来図を見せる「私が別荘を3つ所有するようになった方法」
- 9.定量化する「ブログのタイトルを作る14の方程式」
- 10.手軽さをアピール「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラでもできる」
- 11.安さを伝える「コーヒー一杯分の価格で買える」
- 12.驚かせる「料理教室を辞めるきっかけになった料理本」
- 13.実績を伝える「保険営業マンが教える、入ってはいけない保険」
- 14.トレンドを盛り込む「○○沼にハマった。」
- オマケ:ウィットを加えれば、それだけでコピーライティングになる
- 余談:コピーライティングには気をつけろ
- 全ブログタイトルに使える汎用性のあるコピーライティングの書き方「まとめ」
コピーライティングとは「必要性」
コピーライティングとは、コピー(広告)ライティング(文書づくり)の意味です。
つまり、広告効果を上げるための文章作りです。
広告はむやみにすれば良い訳では無く、適切なメッセージを「興味を持って」見てもらう必要があります。
広告という、莫大な資金が投じられてる分野で培われてきた技術がコピーライティングです。
多くの人が手掛けている=技術が磨かれている。といえます。
コピーライティングの目的
コピーライティングは、広告用に考えられた手法ですが、意外と汎用性が高い技術です。
なぜなら、コピーライティングとは言葉で人の関心を引き付ける技術だからです。
・ブログ
・報告資料
・プレゼン
・日常会話
こういったところで、適切にコピーライティングの技術を使うことで、同じ内容でも興味を持って読んでもらえます。
つまり、コピーライティングは特殊技術では無く、ごく当たり前の技術です。
国語の授業に盛り込まれていても不思議ではありません。
ブログのタイトルにコピーライティングを使わないのはもったいない。
ブログのタイトルは読者が「読むor読まない」と決める最初のポイントです。
ここで、興味を持ってもらえないと、どんなに良いことを書いていても意味がありません。
無人島で最高のラーメンを作っても誰も来てくれません。
ブログのタイトルにコピーライティングを使わないのは、あまりもったいない選択です。
もちろん、本文にコピーライティングを盛り込むことで、読んでもらえる文章量が増えるので、重要です。
それでも「そもそもクリックされない」タイトルにならないように意識すべきです。
『ブログ用』14のコピーライティング書き方方程式。
ここからは、具体的に私が使っているコピーライティングのつくり方をご紹介します。
汎用性のある。というテーマなので、コピーをそのままご紹介するばかりではありません。
例えば「ご存じですか?売り込みを辞めた営業マンが、営業実績一番になった方法。」みたいな、コピーを紹介するとします。
それを、自分のブログに当てはめるのは難しいですよね?
今回は、そんなコピーを作るための「方程式」をお伝えします。方程式さえわかれば、どんな計算式も理論上は解けるようになります。
もちろん、実例も紹介します。
1.良い事×悪い事「愛される盗人」
逆のことを組み合わせて、驚きを伝える方法です。
具体的には
・5分で作れて、プロに負けない魚の焼き方
・人見知りの私が、高級ホテルのコンシェルジュをしている理由
・野菜嫌いな八百屋が儲かる方法
5分で作る(美味しい料理が出来ない)×プロに負けない(美味しい)の組み合わせをすることで
「どんな方法なんだろう?」と興味が生まれます。
他にも、こんな疑問を読者に伝えます。
「人見知りなのに、ホテルのコンシェルジュって?」
「野菜が嫌いな八百屋なんてあるの?」
ブログで伝えたいことの逆の表現を組み合わせる。シンプルで強力な方法です。
2.リスクを追加する「知らないと損します」
THE SCAMの領域でよく使われます。(人の悩みを7つに分類した結果。)
T:旅行
H:健康
E:勉強、学び
S:恋愛
C:キャリア
A:夢や希望
M:お金
「広島に行ったら、見ないと損する場所〇選」
「復習をしないと、受験で失敗するこれだけの根拠」
「仕事選びに失敗する人がチェックしないこと」
このように「知らないと損します。」ということを伝えるのが、この方法です。
行動経済学でも、損出回避傾向。と呼ばれていて、人は得よりも損が嫌いです。
レジ袋有料化前、2円引きのキャンペーンでも、レジ袋をもらっていました。しかし、有料化後はマイバックを持っていますよね?
これが、典型的な損出回避です。損を示唆するのは、コピーライティングの定番。
3.権威性を追加する「NASAが開発した」
権威性のPRは「偉い人、詳しい人、プロ」のような人が薦めているから、安心。ということです。
日常会話でも
「お医者さんが言っていたから。」
「美容師さんにおすすめされたシャンプー」
「あの、有名人が使っているらしい。」
みたいに使われるのが権威性です。
私も「この人は凄い」と思っている人が紹介している物は、たいして調べずに買ってしまいます。
それが権威性の力。
実際に、それで上手くいくことが多いので、気にしていませんが、権威性は大切です。
ブログのタイトルにするなら
「東大式勉強法」
「○○2級がおすすめする」
「年200冊読む私がおすすめする」
のように、権威性を追加してみましょう。手軽でおすすめです。
4.逸話を追加する「赤兎馬より早い」
個人的に好き(面白い)と思うのは、逸話を追加するコピーライティングです。
例えば、全然完成しない道路工事に「サクラダファミリアみたい。」と言われると、グッときます。
単純に文章としての面白さも増しますし、比喩としても使えるコピーライティングです。
とはいえ、作るのが一番難しいジャンルかと思います。イメージは芸人さんのたとえツッコミが近いです。
「邪魔な音がモーゼのように避けいくイヤホン」
「千本桜を春夏秋冬感じれるフレグランス」
こんなイメージです。いつか、かっこいいタイトルを考えたい。と思っているコピーライティングのつくり方。
勇者はチャレンジしてみましょう。
5.SFを追加する「魔法の方法」
誰しも昔、魔法の世界があるように感じました。
スピリチュアルには、根拠が薄いですが、それでもどこかで信じてします。
人は、過程がわからないものに対して、魔法だ。と思います。そして、それは何歳になっても同じです。
「禁断の文章術」
「奇跡の一滴」
「誰とでも仲良くなれる神秘の会話」
こんなイメージで書くと、ついつい心が引き寄せられます。
6.言葉を強くする「世界を変える裏技」
コピーライティングとは、扇風機の「強」です。
あなたのそばで心地よい風にするためには、扇風機の出口では強い風である必要があります。
遠くにいる読者に言葉を伝えるためには、減衰分を含めて少し強めの表現が必要です。
「最高のライフハック」
「ヤバい運動法」
「圧倒的な成果を出す人がやっている裏技」
とはいえ、こういった表現は過剰になり過ぎる。というリスクもあるので、手軽だけど取り扱い注意です。
7.大げさにする「サウナでも涼しさを感じます」
大げさに言えば、○○です。大袈裟ですが。と私はたまに使っていますが、大げさにするのもコピーライティングの手法の一つです。
「北極でもあったかいコーヒーが飲めるタンブラー」
「チーターになった気がするランニングシューズ」
「日本にいるのに、パリを感じる方法」
少しウィットに富む表現が出来れば、文章が上手に見えます。
8.将来図を見せる「私が別荘を3つ所有するようになった方法」
古典的なコピーライティング手法。
「日給5千円の私が、1時間で5千円稼いだ方法」
「スーパーカーでコンビニに行くようになった3つの理由」
「職場中に好かれるようになった、おかしな理由」
「大学受験に失敗した私が、国家資格を取れた理由」
できるだけ、多くの人は「こんな風になれたらいいな。」と思う未来を付け加える方法です。
しかし、これは自分がその状態になることが必要です。
作るのはカンタンですが、書けるようになるのが大変です。
「これで人生が変わった。」と思えるようなエピソードがある人におすすめです。
9.定量化する「ブログのタイトルを作る14の方程式」
迷ったら定量化しておきましょう。
人の話を聞く時、ポイントは3つ。と言われた方が楽ですし、資料を見る時はページ数がある方が集中できます。
それと同じで、定量化しておくだけで、読みやすくなります。
「3つの理由」
「おすすめ10選」
「初心者が抑えるべき5個のポイント」
ブログのタイトルに盛り込めそう。と思ったら全てに使うくらいの気持ちで良いでしょう。
10.手軽さをアピール「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラでもできる」
人は怠惰な生き物です。
進化生物学から考えれば当たり前のことで、なるべくカロリーを消費しないことが、生き残りの条件だったからです。
今でも人は怠惰で、ドアを開けることさえ嫌がっています。(自動ドア)
「初心者でも出来る」
「こどもでもできた。」
「1日1分で変わる」
カンタンである、楽である。ということはそれだけでメリットです。
Amazonで買い物に慣れていると、他のサイトで「めんどくさいなあ」と思うのも人間の初期設定が面倒を嫌がるからです。
ちなみに「ピカ・ピカ」という鳥もいるようです。※この本で知りました。(タイトルも最高です。)
11.安さを伝える「コーヒー一杯分の価格で買える」
安いものが嫌いな人はいない。
・アウトレット
・新年のセール
・在庫処分
ついつい買い物をしたくなる言葉たち。安いことは、基本的には良い事です。
「1日50円で契約できる」
「牛丼一杯分で」
「マリトッツオ一個分で」
大切なのは、想定読者(ペルソナ)が納得できる物を対象にすることです。
・サラリーマン:牛丼
・おしゃれな人:マリトッツオ
・お酒好き:生中
ペルソナに合わせることで、より納得してもらいやすいです。
・サブスク
・有料記事(noteなど)
・ネット回線
・ウォーターサーバー
などの紹介をする時におすすめのコピーライティングです。
12.驚かせる「料理教室を辞めるきっかけになった料理本」
人が一瞬で集中してしまう瞬間があります。
それは、驚いた時です。ブログのタイトルにも、驚きを入れてみましょう。
「あれ、私の本代高すぎる」
「ワインが美味しすぎて心配になる」
「掃除機をかけることが辞めて部屋がきれいになった話」
このように、驚きの要素が入ると、その先を読んでみたくなります。
13.実績を伝える「保険営業マンが教える、入ってはいけない保険」
あなたに実績があれば、それを伝えてみましょう。
「化粧品会社の中の人がおすすめする」
「元インハイ選手がやっていた食事法」
「銀行員がおすすめする」
最初にお伝えした「逆のこと」を組み合わせるとより効果的です。
「化粧品会社の中の人が絶対に買わないコスメ」
など、実績×逆のこと。でより効果的なコピーライティングが完成します。
14.トレンドを盛り込む「○○沼にハマった。」
トレンドの情報が入っているのも良いでしょう。
少し前だと「令和の○○」でしょうか。
他にも
「これで私は家事と仕事のリアル二刀流になりました」
「Z世代がみんなやっている○○」
「うっせえわ。と思っていたあの人の言葉が今は。。。」
こちらも、ペルソナに合わせて設定しましょう。
トレンドを盛り込む場合は、知らない人には「何を言っているかわからない」という状態になります。
あと、賞味期限が短い表現となるので、そこには注意してください。
オマケ:ウィットを加えれば、それだけでコピーライティングになる
これまで、14のブログに使えるコピーライティングをご紹介してきました。
これまでの法則を一つに整理してしまうと「ウィット」が大切。ということです。
有名なコピーライティングでも、ありきたりな言葉の効果は少ないです。例えば、○○な理由。という表現があります。
これは、使って損はしないけど、大きな効果は無い。と言うのが実態です。
つまり、あまり使われていなくて、少し面白い表現をするのが効果的なコピー。
「面白いって、そんなの作れないでしょ。」
そんな人には、面白いの感情が生まれる根拠を分析し、誰でも実践できる秘訣が書かれた本をご紹介します。(面白いのつくり方)
余談:コピーライティングには気をつけろ
私は、コピーライティングが好きです。
コピーライティングはクリエイティブな知的作業で、読んでいる人が面白い。と思えるからです。
しかし、コピーライティングを乱用したり、とにかく読ませるためだけ。に使うとそれは陳腐な広告文章にしかなりません。
期待して読んで「この程度の情報かー。」と思った経験は誰しもあるでしょう。
コピーライティングは強力な表現手法にも関わらず、誰にでも扱えてしまう武器です。
自分がコピーライティングを使う時、コピーライティングが使われた文章を見る時、少し注意するのがおすすめです。
全ブログタイトルに使える汎用性のあるコピーライティングの書き方「まとめ」
どんなブログでも使えそうな、汎用性の高いコピーライティングのつくり方を14個ご紹介しました。
汎用性が高いモノばかりを集めましたが、ブログの内容やあなたの好みによって、好きなものを使ってください。
14個もの方法を毎回検討する必要はありません。
しかし、選択肢が多ければ、多くのブログタイトルを魅力的に変えることができます。
あなたの文章が今以上のきらめきを持つことができます。
「ブログのタイトルが決めらない。」
そう思った時に、ぜひこのエントリーを読み返してください。
コピーライティング好きの私が10冊以上の本を読んだ中でおすすめの本を2冊紹介します。
※2冊目の方が安いので、最初は「なんだ、けっきょく最後は言葉じゃないか」がおすすめです。