その人が履いている靴は、その人の人格そのものを表すものである。
イギリスのことわざで、こんな言葉があります。
さて、あなたは革靴を何足持っていますか?
私は収集癖があるので、革靴も時計もついついたくさん増えてしまうタイプです。(見直したいところ。)
革靴を集めていくとふと「こんなに持っていても意味が無いんじゃないか。」と思う時があります。
では、最適な革靴の所有数は何足か?と考えてみると、3足が最適解かと思います。
もちろん、革靴好きならば好きなだけ所有すればいいでしょう。ですが「仕事で革靴を履くけど、特に好きでは無い。」
そんな人は、最適な革靴の所有数を知っている方が便利かと思います。
今回はご紹介することはこちら。
・なぜ、革靴の所有数は3足が最適解か
・複数の革靴を持つメリットとデメリット
複数革靴を持つことのメリット
まずは、革靴を何足か持つことのメリットです。
少なくとも、2足は無いと不便かと思います。
1.靴が傷みにくい
まずは、ローテーションです。足は思いのほか汗をかきます。多い時は、片足で1日100mlの汗をかく。とも言われています。
汗や湿気は、革靴を痛める原因になります。
ローテーションを組めると、適度に靴を乾燥させる時間を取れるので、結果的に革靴の寿命が伸びます。
2.気分転換になる
毎日同じ服装だと飽きませんか?
最初の頃は何も気にしていなくても、革靴を履いて人に会うようになると
「毎日、同じ靴を履いているのも飽きるなあ」
と思う時もあります。その時は複数革靴を持っていると楽しめます。
3.冠婚葬祭の使い分け
革靴で最もフォーマルなのは「黒・ストレートチップ」です。(リンクの靴)
革靴の形状として、個人的には一番好きですが、他の靴も魅力的です。
・履きやすいモンクストラップ
・シンプルなプレーントゥ
・おしゃれなメダリオン
などなど、革靴には様々な特徴や見た目があります。
ストレートチップ以外の靴が欲しい。となる場合は、複数の靴を持つ必要があります。
4.修理に出せる
革靴を履いていると、かかとがすり減ったり、靴底が薄くなったりします。
その時は修理に出します。かかとの修理くらいなら、お店に持ち込めば一日で完了します。
しかし、靴底の修理(オールソール)する場合は、近くのお店以外に修理に出すこともあるでしょう。
その時は、一ヶ月以上修理を待つ場合もあります。
革靴を複数持っていると、修理中でも履ける靴があるので安心です。
5.雨用の靴が出来る
悪天候の時、自転車で通勤する時は、安めの靴があると安心です。
雨用に安い靴を履く。というのは、いろんな考えの人がいます。個人的には、雨の時は割り切った方が、精神的に楽。と考えています。
雨のたびに、ナーバスな気分にならなくてすむからです。
革靴を複数持つデメリット
革靴は複数持つ方が便利。というのが、私のスタンスです。
とはいえ、当然トレードオフなのでデメリットもあります。
1.イニシャルコスト
まずは、イニシャルコストが上がります。
靴のローテーションで、寿命が伸びれば、長期的にはお得な買い物なります。とはいえ、イニシャルコストはどうしても必要です。
2.靴の保管場所が必要
靴箱に余裕がある人は少ない気がします。
革靴も複数もてば、それに比例して保管場所が必要です。
3.管理が大変
革靴は、日常管理としてのブラッシングやクロスが必要です。
それ以外にも、オイルを塗ったり、コバの手入れなども必要です。
1:1の比例ではありませんが(重複する部分があるので。)、革靴の数が増えれば、管理の手間も増えます。
4.コーディネートが大変
気分を変えたい。と思って、革靴の色を何色か持つと、コーディネートが大変です。
・ベルト
・バック
・革靴
は同系色でまとめるのが基本です。
冠婚葬祭では、黒の革靴が必須。おしゃれのために、ブラウン系の革靴を選ぶと、服選びが大変になります。(私は黒一色派)
結論:メリットとデメリットを踏まえると、やっぱり3足が最適
これまで、革靴を複数持つことのメリットとデメリットを整理してきました。
結論は、3足が最適解。です。その理由を「2足所有」と「4足以上所有」のパターンで示します。
パターン1:革靴2足の場合
革靴が2足の場合は複数所有にはなります。しかし、これらのデメリットがあります。
・ローテーション頻度が短い
・修理の時に履ける靴が一足
・雨用の靴を買う場合は、実質一足
つまり、革靴が2足の場合は、選択肢が少なすぎます。もちろん1足だけ持つよりはマシですが。
パターン2:革靴4足以上の場合
革靴が好きな人は、4足以上持っている人はたくさんいると思います。
ですが、4足以上を持っているのは大変です。
・お金がかかる
・管理が大変
・場所を取る
・経年劣化する
毎日革靴を履く人で、革靴趣味以外の人だと、メリットよりもデメリットが大きくなるラインが、4足以上。
革靴の最適な所有数は何足か。シチュエーションとメンテナンスの観点で考える「まとめ」
今回は、革靴の最適な所有数について考察しました。
シンプルな暮らしをするなら、持つものはできるだけ減らした方がいい。とはいえ、少なすぎるは不便過ぎる。
毎日革靴を履かない人は、一足でも良いかもしれません。
ですが、ほぼ毎日革靴を履くならば、少なくとも、2足は必要かな。というのが私の考えです。
以上、革靴の所有数に悩んだ時の参考になれば幸いです。